哀しみの種は、劣等感みたいなものかなと思います。自分で気づいている。気づいていない時もあるのかなと思います。自分が激しく反応してしまうこと。です。
例えば、「自分勝手」という種を持っていたとします。実際に自分勝手なのかどうかというのは、たぶん誰にもわからないのではなかと思います(特殊な場合を除いて)。だから、「自分勝手」というのは、自分の中に持ってしまった種です。様々に起こる、起こしてしまう出来事。その出来事の原因が「自分勝手」にある。と思えてしまった瞬間に種が芽を出します。その後、自分は「自分勝手」なのか、自分が悪いのか。その葛藤から逃げるように、様々な思考を巡らせます。「いやいや、相手が悪い。」「あの場合は誰だってそうする。」等々。その思考が肥大化していくと感情が暴走します。芽がどんどん大きくなり、花を咲かせたり、種を作ったりします。そうすると、花の毒に自分が取り込まれたり、新たな哀しみの種を作っていってしまいます。そんな感じです。