自分と向き合うこと

ロープとへび 1

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例え話です。

暗がりで「ヘビ?」とびっくりした。よく見るとロープだった。よく、シチュエーションとして、用いられると思います。「なんだロープか」とそこで終わればいいのですが。

頭の中でロープの事が巡ります。「誰があんあところにロープなんか(怒)」「ビビった自分は気が小さいか(悲)」「誰かに見られたかな(恥)」ぐるぐる、ぐるぐる巡ります。頭から離れないので、翌日、誰かに話します。帰ってくる反応は?「びっくりしちゃうよね(共感)」「それで(無関心)」「あんなところにヘビはいないでしょ(反論)」等々。その反応にまた、自分の頭の中が反応します。「そうだよねー(安心)」「。。。(寂)」「びっくりしたんだって(怒)」等々。

まあ。まあ。そこまで行かないよね。考えすぎだよね。と思うかもしれませんが、ロープを見る前に、すごく疲れていた、すごく嫌なことがあった、等で、精神的に少し不安定だったらどうでしょう。結局。ロープの事が頭から離れず、その場所が嫌いになるという事だってあるかもしれません。仮に「嫌いになった」としてください。

事実として起こったことはロープが落ちていた。そして、そのことが原因で不快な思いをした。ということです。ただ、この「不快」からあっちこっちに頭の中で飛んで行って、「嫌い」になってしまう。起こった事実から先は自分の頭の中で起こったことです。

大切なのは、不快に思った時に、「不快に思ったな」という事実を自分で認識して、そこで、自分を肯定も否定もせずに、終わらせること。頭の中で勝手に暴走してしまう自分を止めてしまう事です。

つづく。

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